省エネルギー対策
1.省エネな暮らし方を考えよう!
家の気密性・断熱性を高めると、熱の移動が少なくなり安定した室温を維持できるので、暖冷房を中心に省エネ効果が高まります。
(1)太陽エネルギーの利用
太陽光、太陽熱などの太陽エネルギーは枯渇する心配のないエネルギーです。太陽光発電や太陽熱温水器などが実用化されています。
※設備機器の買い換えの際は、エネルギー効率の良い機器を選びましょう。
(2)節水、雨水の利用
風呂水の利用や節水型機器の使用が節水につながります。
雨水貯留タンクを設けて、雨水を植物への散水などに利用できます。
※節水機器 : 風呂のお湯張りの時に一定量で自動的に止まる水栓や、洗浄水が節水できるトイレ便器
(3)リサイクルできる建築材料の利用
生産・加工や処分のことを考え、消費エネルギーの少ない木、石などの建材を使用しましょう。
2.省エネな家づくりを考えよう!
(1)自然エネルギーを活用した家のつくり方
太陽や風、緑など自然を利用した家は省エネ効果があります。天窓や高窓を設け、明かりとりにしたり、家の中に風の道を通して涼をとる、あるいは夏の強い日差しを遮る庭木 (落葉樹) などは、昔から行われてきた省エネの工夫です。
(2)風の通り道を活かす工夫 (プランニングの有効活用)
換気の効率化を図るために、敷地と住宅の方角・風向きなどを考えて、自然換気のしやすい、「風の通り道」がある間取りの住宅としましょう。家の南側に落葉樹を植えることで、夏は木陰による涼風の確保、冬は暖かい陽光の確保ができます。
(3)快適に暮らすために、住まい方の工夫をしましょう
昔から夏を涼しく冬を暖かく暮らすために、住まい方にも様々な工夫がされてきました。このことは、現在でも大きく変わるものではありません。
(4)冬を暖かく過ごすためのワンポイントアドバイス
厚手のカーテン・内障子によって、窓と部屋の間に空気層をつくることで部屋の中は暖かくなります。
最近では透明な断熱シートが市販されているので、これを窓に貼ることも有効です。
また、住宅のプランニングにおいて採熱・採光に配慮することも重要なことです。
省エネに関する詳しい情報