空き家を放置するリスク
固定資産税が高くなることも
「特定空家」に指定されると、住宅用地の税の軽減措置が外れる可能性があり、税額が高額になることもあります。
倒壊や火災のリスク
劣化が進むと、台風や地震で倒壊の危険、放火などの被害も発生しやすくなります。
近所とのトラブル
景観が損なわれたり、建物の一部が道路や隣地に崩れるなど、近隣に迷惑をかける恐れがあります。
子どもや孫に負担を残すことに
名義や相続の整理をしないまま放置すると、次の世代が困るケースが増えています。
現状を把握
まずは、現状を正しく把握することが第一歩です。
- 建物の現状を把握する(老朽化・傾き・雨漏りなど)
外壁や屋根にひび割れ・破損があるか、窓やドアが閉まるか、雨漏りはないかなどを確認します。写真を残すと、後からの判断材料にもなります。 - 土地や建物の名義を確認する(登記簿の取得)
法務局で登記簿謄本を取得すると、所有者名や共有者の有無、住所などを把握することができます。 - 隣地との境界を確認する(測量図や現地調査)
売却や賃貸を考える際には、境界が確定しているかが非常に重要です。
選択肢を知る
- 利活用する(住む/使う)
自分や家族が住む、セカンドハウスや週末住宅として使う。
DIYや一部リフォームで再活用も可能。 - 賃貸する
改修後に賃貸住宅、店舗、シェアハウスなどとして活用する。
空き家バンクや不動産会社を通じて貸し出す。 - 売却する
空き家バンクに登録して、更地・建物付きで売る。
※共有名義の場合は調整が必要。 - 解体する
老朽化が進み危険な空き家は、解体も視野に入れる。
※松江市では補助金の対象になる場合もあります。 - 保有し続ける(最低限の管理)
すぐには使わず、最低限の見回りや草刈りだけ行う。
将来の活用や売却に備える。
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