浜田市のいわみーる敷地内に長寿社会に対応した「みんなのモデル住宅」があります。
ぜひ一度、みんなのモデル住宅(元 長寿社会モデル住宅)を体験してみてください。
みんなのモデル住宅(元 長寿社会モデル住宅)
みんなのモデル住宅から見る長寿社会の住まいづくり
家族みんなにやさしい住宅。家中まるごとやさしい気配り。
高齢者の暮らしやすい住宅は、家族みんなにとっても快適な住まいです。若い人も、高齢者も、安全で安心できる住まいづくりを提案しているのがみんなのモデル住宅です。プランづくりから、設備・器具類の選択など、家族の暮らしに合わせた気配りが大切です。
キッチン
高さ調節のできる電動昇降型のキッチンと、固定式キッチンの 2 種類。家族の状況に応じて使い分けができます。吊り戸棚、水屋、調理機器なども車イスに対応できるよう工夫することが大切です。
- イスに座ったまま作業ができるスペースの確保
- 操作しやすく、安全な熱源を採用
- 床材は水に濡れても滑りにくいものに
- 水栓は、操作しやすいレバー式など
洗面所
大人から子供、車いすの方まで使い易い高さに自由に昇降させることができる洗面台もあります。
浴室
車いすでもそのまま入れて介助スペースがあることが大切です。トイレ同様に冬期の温度差解消と手すりの取り付けも忘れずに。
- 高齢者の寝室に近い位置に配置
- 出入り、入浴に安心な浴槽のサイズと形状
- 浴槽の縁は安全で入り易い高さ
- 開けやすく、段差のない出入口
- 出入口の幅は 60 センチ以上
- 引戸あるいは外開戸
- 入浴用の補助具の設置
- 使いやすい水栓とシャワー
- 滑りにくい浴室床面
- 非常通報設備の設置
- 使いやすい手すり
専用トイレ
高齢者寝室のすぐ隣で使い勝手も便利な配置としています。室内には介助スペースもあり、車いすでもそのまま入れます。手すりも大切です。ヒートショックを防ぐため冬でも、温度差が無いようにすることが大切な要素です。
- 出入口は、広く開けやすく
- 建具は、引戸か外開戸に
- 使い易い洋式便器
- 非常用ブザー
- 段差のない出入口
- 滑りにくくて、汚れにくい床仕上げ
- 使いやすい手すり
高齢者寝室の出入
テラスとの出入口に段差がなく、車いすのまま直接出入りができるため非常時の避難や病院通院時など安心です。
スロープ
外部ともつながり、非常時の避難口として、車いすでの移動にもスロープは大変便利です。
- スロープの勾配は、1/12 以下できれば 1/15 以下が望ましい
玄関出入口
玄関出入口の敷居は極力段差を少なくすることが大切です。雨の吹き込みにも注意しましょう。敷居が高い時には、スロープ板を置くことも考えましょう。
玄関
車いすでも出入りできる広いスペースと、つまづいたり、滑ったりしないような床の仕上げとし、段差はできるだけなくすことが大切です。立ち座りや靴のはきかえ、車いすの乗り降りに不便にならないような配慮も必要です。
- 出入口は広く、段差はできるだけ解消
- 手すりの設置
- 靴のはきかえが容易なベンチを設置
- 段差がはっきり見えるように、足元灯の採用
- 濡れても滑りにくい、つまづきにくい床仕上げ
階段 ※上下階の移動
階段の勾配をゆるやかにし、階段幅は広めに、昇降しやすい安全な階段にしています。転落の危険を緩和するため、踊り場があるのは安心です。
- 最適な勾配は 6/7 以下
- 踏面 25 センチ、け上げ 18 センチ程度が望ましい
- 連続手すりの設置
- 滑りにくい床仕上げ
回遊動線
車いすにとって、行き止まりは “ 大敵 ” です。回遊できる間取りは生活がしやすくなります。
みんなのモデル住宅紹介動画
みんなのモデル住宅見学について
- 見学時間 9:00 ~ 16:30
- 休館日についてはお問い合わせください。
- 説明員(相談員)がモデル住宅内の説明や相談に応じています。
※都合により説明員不在の場合がありますので、事前にご確認ください。
アクセス
いわみーる会館事務室
浜田市野原町 2016-1
0855-24-9330
長寿社会の住宅設計指針について